【伝説のクソゲー再び】子ども達よ！これがクソゲーだ。トランスフォーマー『帰ってきたコンボイの謎』が開始3秒から進まない。無理ゲー度MAX！

先週は、ご先祖様が帰ってくるお盆でございました。
皆さんお墓参りは行かれましたか。

そんな8月のこの暑い時期、
お墓に入ったはずのクソゲーが、よせばいいのに帰ってきました。
その名も『キュートランスフォーマー　帰ってきたコンボイの謎』です。

いま「トランスフォーマー」と言えば、映画『トランスフォーマー』シリーズでお馴染みですよね。
しかし元々は、30年ほど前に日本国内でタカラ（現タカラトミー）が販売した変形ロボット玩具なんです。
これがアメリカで大ヒット、日本に逆輸入される形になり、アニメ化もされました。

その人気に当て込んで、1986年に発売されたファミコンソフトが『トランスフォーマー コンボイの謎』。

しかしフタを開ければ、背景と敵弾が一緒の色のために開始3秒で死ぬ、という超絶難易度。
さらに「コンボイが出てこない」「そもそもコンボイの英語表記が違う（○CONVOY ×COMVOY）」など、
「コンボイの謎」どころか「どうしてこれを売った？」という謎が語り継がれる、伝説のクソゲーとなりました。

参考：トランスフォーマーコンボイの謎とは (トランスフォーマーコンボイノナゾとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

この問題作をスマホでリメイクしたのが、『キュートランスフォーマー　帰ってきたコンボイの謎』です。

「理不尽さ完全再現！」の触れ込みで作成されたのですが、
あまりの不出来っぷりにApple側から「公式って言ってるけどニセモノじゃないか」と疑惑をかけられ、
本当に公式アプリなのに一度AppStoreの審査に落ちるというハプニングもあったとのこと。

危うく「帰ってこれないコンボイの謎」になるところでした。

やっと満を持してリリースされたのですが......。

ゲームスタートしますよ。

BGMは当時のファミコンのピコピコ音そのまま。
もう言いますけど、このゲームのいいところはここぐらいです。

画面は強制スクロール。

オートで弾を打ちながら、右へ駆けていきます。
右下のボタンでジャンプ、左下のボタンで車にトランスフォームです。

しかし、チュートリアルも無しにいきなり始まるので、
ボタンの配置を把握できるころには穴に落ちて死んでいます。
ここで3回は死にました。

穴を2回飛び越えると、赤いキノコ状の敵がいるのですが、これが倒せません。

弾がオート連射なので、狙って当てることができません。
飛び越えようとすれば高さが足りずぶつかる始末。

あ！倒した！と思えば、今度は強制スクロールで壁に挟まって死にます。

何度やってもこれくらいのタイムです。
「多彩なステージ！」が売り文句だったのですが、開始3秒から進みません。

......まぁ、ファミコン黎明期のソフトなんてこんなもんだったよね......と、昔を懐かしんで理不尽さを正当化しようとするのですが......。

8回プレイすると、スタミナが切れます。

スタミナが貯まるまで一定時間待つか、早く再開したかったら課金です。
このシステムだけ一気に2010年代です。

なんだよ！と叫ぶ声が虚しく部屋にこだまします。

タイトル画面の右下をよく見ると、キャラ変更のボタンがあります。
映画『トランスフォーマー』シリーズでもおなじみのバンブルビーでプレイもできます。

しかし特に性能は変わらず、バンブルビーでも結局キノコが越せません。

ぬおぉぉぉぉぉ！

当時よりもさらにクソゲー分を増した「帰ってきたコンボイの謎」。
こんなの誰が作ったのかと思ったら、「秘密結社 鷹の爪」を作っているDLEでした。
最近スト2ともコラボしたばかりです。

【関連】
待ちガイル～TAKAREET FIGHTER Ⅱ～ - 「ストリートファイター」と「鷹の爪」がまさかのコラボ！その名も『待ちガイル』。スト2のままで懐かしすぎっ！くにへ かえるのはどっちだ？

これはあえて「クソゲー」を狙って作ったんでしょうね......。

クソゲーを知らない子供たちに、「これがクソゲーです」と悪い顔をして教えために使うことにしましょう。

■このアプリのオススメポイント
・クソゲー（いい意味で）

■このアプリの残念なところ
・クソゲー（悪い意味で）