iPhoneの地図アプリのせいで死ぬ!?豪警察がアプリ利用に警告
オーストラリアの警察当局が10日に米アップル(Apple)の「iPhone」のiOS6に搭載されている地図アプリを使用しないようにドライバーらに警告を発したと報じた。
どうやら地図の間違いによって死亡する危険があると指摘しているとのことである。
"iPhoneの地図アプリのせいで死ぬ"とはいったいどういうことなのか?
ビクトリア(Victoria)州警察によると、同州内陸部の町ミルデューラ(Mildura)へ行こうとした車が道を間違え、国立公園の真ん中へ誘導されてしまう事態が相次いでいるという。
警察の声明によると迷った先の国立公園内は飲料水の供給がなく、気温は摂氏46度にまで達することもあるので人命に関わるかかわる事態になりかねず、警察では非常に懸念している。と述べている。
豪当局がiPhoneの地図アプリを検証したところ、メルボルン(Melbourne)の北西約500kmにあるミルデューラの名が、実際の位置とは約70kmずれたマレー・サンセット国立公園(Murray Sunset National Park)の中心に記されていることが確認されたという。
実際の地図で確認するとこのような感じ。(これはGoogle mapで表示)
地図で見る限り大きなずれではない感じはするが、この距離が約70kmも違うとなると結構な距離ですよね。
でも、いくらなんでも迷って命にかかわるなんて大袈裟な~と思いきや
iPhoneの地図に従った結果、国立公園内から救出されたドライバーはこの数週間で6人に上るという。そのうち何人かは食料も水もない状態で最長24時間さまよった末に助け出された。電話の電波を受信するため危険な地域を長距離歩いた人もいたとのこと。
実際にこれだけの人が救出されたとなると確かに大袈裟な話ではないのかも
早く、以前のようにGoogle製の地図アプリがiPhoneに復活してほしいものだ。
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