「頭文字D」のハチロク等実車が選べるドリフトカーレース！・・・目押しでドリフト！？車を合成！？「おいっ！思うてたんと違う！！」

『ドリフトスピリッツ』ってタイトルで、3Dで車がドリフトしている画像を見たら、レースゲームだと思うじゃないですか。いや、すいませんね、突然で。

しかも作っているのが、最近ではリッジシリーズ最新作『Ridge Racer Slipstream』をiOSで出したバンダイナムコなんですよ。

レースゲームだと思うじゃないですか。

でもなんか違うんですよ。

「車やパーツを合成して強化しよう！」ってどういうことなの！？合成！？

『ドリフトスピリッツ』の舞台は箱根。峠を走る1vs1のドリフトバトル。

この設定を聞くとやっぱり思い出すのが漫画「頭文字D」。たまにブックオフで「か」のところに間違って置いてあることでお馴染み。

最初に使う車を選択。
リッジシリーズと違って、ちゃんと実車が選べるのが特徴。

国内主要メーカー6社の車種が登場して、もちろん「頭文字D」のハチロク（トレノAE86）も選べる。

アフロに絡まれてる女の子を助けるところから始まります。ドリフトバトルで決着をつける、というお約束の展開。

で、スタートしますが、このゲーム、アクセルもハンドルもない。勝手に走る。

いやハンドルはある。あるけど、教習所で習ったのと違う。

カーブの手前の黄色い線に車の先端がついたら、ハンドルを「押す」。

回さない。そのまま押しっぱなしにして......。

カーブの終わりの黄色い線で、ハンドルから指を「離す」。これだけ。

タイミングがバッチリ合うと、最速でコーナリングができる。視点も変わって、ギューン！って曲がる。

しかしタイミングに合わせてタップって......これ......音ゲーのシステムでは......？

思うてたんと違う......とつぶやきつつも、指一本でギューン！ってドリフトできるのは単純に楽しい。

レースが苦手な人でも気持ちよくなれるのはいいかも。

ゲームモードは、さっきのアフロのバックにいる組織と戦う「ストーリー」や、パーツがもらえるイベントなど、多彩に用意されている。

そしてなんといっても車の強化の仕方がすごい。

「ガレージ」に行くと、自分の車をメンテできる。

『グランツーリスモ』とか、普通のレースゲームだと、お金を貯めて新しいパーツを買ったり、改造したりして、車の性能を上げますよね。

『ドリフトスピリッツ』は、バトルで貯めたポイントで「ディーラー」からパーツをもらいます。

もらえるパーツはランダム。なにがもらえるかわからない。福袋状態。

もらったパーツを「合成」して、より強いパーツにします。

......ちょっと何言ってるかわからない。

エンジンとエンジン合成して強いエンジン作るとか、完全にモンスター扱い。

パズドラみたいになってる。

場合によってはこのお姉さんが「しょうがないわね......」と車1台くれたりする。

そして、同じ車種同士を合成してより強い車を作って、また戦う......。

ちょっと何言ってるか自分でもわからなくなってきました。

■このアプリのオススメポイント

・レースゲーが苦手でも、高速でカーブをドリフトする快感が味わえる。

・実車が出てくるので、車好きはコレクションする楽しみがある。

■このアプリの残念なところ

・レースゲーと思わせておいて、基本は「目押し」

・ストーリーはあるけど、雑魚キャラが多いので単調になりがち。

・パーツをいっぱいもらえるるけど、持てる上限が決まってるので合成したり売ったり管理が大変。