【ドラクエ風パズル】まっすぐしか進めない勇者!?　融通の利かない勇者をアイテムを駆使して導いてあげよう

僕たちの子どもの頃の勇者の中には真っ直ぐ前だけを見つめることしかできない勇者がいた。

そう！　日本のRPG史上に燦然と輝くドラゴンクエストⅠだ。
ドラクエシリーズ初代の勇者は前しか見ることができなかった。
横に歩くときは何と蟹歩きだ。

今見ればとてもナンセンスでシュールな光景だ。
でも、その当時は容量の関係でドラクエのようなRPGをファミコンでは制作することができないんじゃないかと言われるほど難しいことだったのだ。

この歩き方は容量を抑えつつ、ドラクエのようなRPGを家庭用ゲームで作るための工夫の一つだったのだ。

まっすぐしか進めない勇者を導いてあげよう

今回紹介するアプリ「まっすぐ勇者2」はそんなドラクエに対するオマージュを感じさせる作品だ。
と言っても、RPGではなく、パズルゲームとなっているぞ。

曲がったことが大嫌いな勇者はまっすぐしか進もうとはしない。
何かにぶつかるとすぐにゲームオーバーだ。

融通が利かず残念な勇者である......

そんな勇者を我々はアイテムを駆使して導いてあげることが必要になる。
矢印のパネルは勇者の進行方向を変えてあげるアイテムだ。

とても世話のかかる勇者だ。

ステージが進めば新しいアイテムも登場する。
洞窟は二つが対になっていて、片方からもう片方へとワープさせてくれるアイテムだ。

クリアの方法も単純に一つだけではないのが面白いことろ。

最短歩数でのクリアは記録として残るので狙っていくのも楽しい。

ただし、森林の中にはコインが隠されている。
そのコインを集めれば新しいエリアが開放されるので、最短クリアよりコインを集めることをまずは優先したほうが良さそうだ。

基本的にモンスターは倒せないのだけど剣があれば倒すことができる。
勇者に向かって魔法を撃ってくるようなモンスターもいるが盾があれば防いでくれる。

残念ながら剣も盾も一回しか使えない。
この世界では勇者だけではなく、武器や防具もとても使いづらい。

現在は三つのエリアがあるけど、進めば進むほど難易度も上がってくるぞ。
coming soonとなっているところを見ると今後のアップデートも期待できそう。

最初のエリアであるはじまりの島はチュートリアルのようなもので難易度は高くないけど、
奥に進めば進むほど複雑なパネル配置を組まなければ突破できなくなる。

失敗しながらも何度か試行錯誤して進んでいくことが多くなるのでとてもやりごたえのあるゲームとなっている。

一つだけ困ったこと

一つだけ困ったことがあったのだけど初めにどこがスタートなのかわからなかったということだ！
ゲームを始めることができないということに......
アイテムを設置した後で、右下のカーソルを選んで、次のページでスタートを選ばないといけなかった。

そもそもヘルプがアプリの中にないという......
シリーズ2作品目とは言え、新しく始める人も多いと思うのでこういったことは改善して欲しいなと思いますね。

■このアプリのオススメポイント
・シンプルだけど思考力を試させるやりごたえのあるパズル
・昔ながらのドット絵

■このアプリの残念なところ
・ヘルプがどこにあるかわかりにくい（DLのページに書いてある）