【アップル5億円訴訟】「iPhone4の電源ボタン故障を隠してたろっ!」フロリダの女性が立ち上がる
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iPhone4の電源ボタン不具合問題でアップルに対して集団訴訟が始まった。
この訴訟の目的は、アップル社がiPhone4に不具合があることを認識していたにもかかわらず、その不具合を開示せずに大手携帯販売会社「AT&T」と協力して2年契約プランを販売していた事に関するもの。
フロリダ在住の女性Debra Hiltonさんは、電源ロックや電源オフができない電源ボタンの不具合を抱えている何千人ものiPhoneオーナーに代わり、アップルに対して$5million(約5億円)以上を請求。
この集団訴訟は、カルフォルニア州サンディエゴにて提起され、Hiltonさんは、アップル社が、電源オン・オフボタンを制御するフレックスケーブルに不具合があることを認識していたが、販売数を伸ばしたいが為に開示しなかったと主張。
その証拠として、彼女はアップル社の公式掲示板で電源ボタン不具合に対するクレームが数十万件以上もあることを主張。
アップル公式掲示板:Apple Support Communities[iPhone 4 Power Button Stuck]
また、HiltonさんはYoutubeで「電源ボタン不具合の治し方」や自称iPhone修理業者の「2010年に販売されたiPhone4は電源ボタンの欠陥が広まっている」というコメントなども証拠として主張している。
アップル社はこれに対してコメントをしていません。
この集団訴訟では、電源ボタンの不具合が購入から1年が経過した頃に発生することが多く、AppleCareの保障期限が終了した後なので、消費者は$149(約1万5千円)の修理代を支払う義務が発生してしまうと主張している。
HiltonさんはRICO法(組織的な犯罪を規制し、犯罪行為に対する民事責任と刑事罰を規定したアメリカの法律)に関して提訴。また、集団訴訟は、カルフォルニア州不当競争法に関してもアップル社を提訴している。
参照記事:GIGOM
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