SIMロックフリー義務化による影響とは?iPhone6の価格はどうなる?2年縛りも変更になるかも
日本国内の携帯キャリアでは当たり前のものとして適用されている『SIMロック』ですが、総務省により2015年度のうちにもSIMロックフリー(SIMロック解除)が義務化されていく方向ということが明らかになりました。
このSIMロックというのは、簡単に言うと同一のキャリアの端末でしかサービスを利用できないようにするというものであり、そのためsoftbankで購入した端末はsoftbankとの契約でしか利用できないのです。
しかし、SIMロック解除が実現されれば、使い慣れた携帯電話のまま他キャリアへ移動するなんてことができるようになります。
単純にプランの安いキャリアへ移行することができるようになるというわけですね。
例えば海外によく行く人であれば、海外に滞在中は現地のSIMカードを利用することも可能になるので、日本のSIMで高い国際料金を払わずに、現地の安い料金で通信が可能になるというのもメリットです。
また、もう一つ大きなメリットとしては別キャリアへ移行する際にも高額な端末を買い直さずに持っている端末をそのまま使えるということが挙げられます。
現在のスマートフォンの端末代はかなり高額に設定されており、それがネックで乗り換えが難しくなるということもあったでしょう。
ユーザーはそういったストレスから解放されることになります。
その反面、デメリットとして挙げられるのは端末の購入時の割引で優遇されている割引額が抑えられ、iPhoneなどの端末価格が上昇してしまうことが予想されます。
一部では端末価格が10万円近くまで跳ね上がる可能性も指摘されています。
SIMロックフリーの義務化はまだ先の話ですが、発売が予定されているiPhone6がもし定価で販売されるようになるのであればモデルによってはですがそうなる可能性もありえます。そこは各キャリアの企業努力でカバーして欲しいですね。
2年縛りの違約金もなくなるかも
おそらく、多くのユーザーが2年契約を組み込んだプラン設定をしているのではないかと思います。
確かに2年契約によって得られるサービスは大きいのですが、決められた契約月以外で解約すると違約金が発生するという非常に不便な一面を持っていますよね。
しかし、SIMロック解除だけでなく大手キャリアで適用している「2年契約縛り」の見直しも進んでいます。
総務省の有識者検討会では最初の2年間が過ぎれば、その後はいつでも無料で解除できる方向にあることを明らかにしました。
これが適用されるようになれば、違約金や契約月を気にせず、自分の好きなタイミングで端末の変更や解約などができるようになります。
SIMロック解除などによる期待
SIMロック解除などが確定となれば、それぞれのキャリアはユーザーを逃さないため、また新たに獲得するために安価な新プランの設定など、価格競争が始まる可能性があります。
まずは、総務省が2016年内にも通信量の少ない利用者向けに低額プランを設けることを義務付けるためのルールを導入するとのことです。
また各キャリア毎に差を付けようと料金面以外でも何らかの差別化を図るかもしれません。
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もし、そのようになればデメリットはあるけれども、今より月額の費用が安くなったり、サービスが充実してより便利にスマートフォンを利用できるようになるかもしれません。
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早くiPhone6が欲しい