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Dropboxの写真共有アプリ『Carousel』。FlickrやGoogle+フォトとの違いは何?料金や特徴で比較してみた

井上マサキ

appstoregoogleplay

Carousel by Dropbox

写真系アプリ学科
無料
開発:Dropbox
バージョン:1.0
サイズ:21.3MB

※掲載中の価格等の情報は記事作成時点でのiOS版の内容を元に作成しています。

201404_carousel_001.jpg

 

Dropboxから、写真共有サービス『Carousel』がリリースされました。iOS/Androidのモバイルアプリが無料で配布されています。

今回は、「Carousel」の特徴と既存の大手写真共有サービスとの料金やタイプの違いについて紹介したいと思います。


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201404_carousel_002.jpg

Carouselをインストールし、Dropboxのアカウントでログインすると、端末上およびDropbox上の写真が一覧で表示されます。

写真は1日ごとにまとめられ、上スクロールで過去へたどれるほか、下部にあるメーターを左右にスクロールすることで年代を一気にさかのぼることができます。

端末上にある写真は、CarouselによってDropbox上に自動的にバックアップされます。
Dropboxアプリには元々「カメラアップロード」という写真/動画のバックアップ機能がついていましたが、この機能をCarouselに任せるようになっています。



201404_carousel_003.jpg
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閲覧の他に、Carouselのもう一つの特徴が、写真の共有です。
写真を個別に選択、もしくは日毎に一気に選択して、特定の相手にシェアすることができます。

相手もCarouselをインストールしていれば、LINEのように吹き出しにサムネイルがついたチャット画面になります。

相手が送ってきた写真を、自分のDropboxにダウンロードすることも可能です。
相手がDropboxを利用していない場合は、メールにてサムネイルとメッセージ、Carouselのダウンロードリンクが送信されます。



他の写真共有サービスとの違いは?

写真共有サービスの分野には、既に様々な企業が参入しています。
日本では『フォト蔵』や『はてなフォトライフ』などがありますが、やはり大手は『Flickr』と『Google+フォト(Picasaウェブアルバム)』の2強です。

そこで、「容量」「値段」「共有」のポイントから、Carousel、Flickr、Google+フォトを比較してみたいと思います。

■保存できる容量/値段
せっかく写真共有サービスを使うなら、大量の写真を保存したいもの。
保存できる容量が気になりますよね。

各社とも、無料で保存できる容量が用意されており、さらに容量を増やしたい場合は有料にて対応しています。

<無料で利用できる容量>

・Carousel         :2GB

・Flickr                :1TB(条件あり)

・Google+フォト :無制限(条件あり)

これだけ見るとGoogle+フォトが圧倒的ですが、「2048x2048ピクセル以内の写真と、15分以内の動画」という条件がついています。
Flickrも写真1枚200M、動画は1GBまでの制限があります。

CarouselはDropboxのクラウドを使うので、無料で使える容量もDropboxの初期容量2GBが上限になります。
Dropboxに他のファイルを保存している場合は、残りの容量を使うことになります。

ただ、Carouselは写真/動画の条件がありません
ドライブのサイズがある限り、大きなファイルでもアップできるのは強みになりそうです。

<有料で追加できる容量>

・Carousel         :100GB/月額9.99ドル(Dropboxの料金プランのまま)

・Flickr                :2TB/年額499.99ドル


・Google+フォト :100GB/月額1.99ドル、1TB/月額9.99ドル(Googleドライブ、Gmailを含むストレージ容量)

CarouselはDropboxの容量を使うので、料金プランもDropboxに準拠しています。
「一生分の写真」というキャッチコピーなのですが、一生分入れるためにはそれなりのプランに入っていないといけませんね......。

Googleは3月にストレージの値段を大幅に引き下げたので、比較すると破格の安さになっているのがわかりますね。

Flickrは無料1TB/有料2TBの2つしか選択肢がなく、かなりザックリです。


共有のしやすさ

料金面ではやや劣勢のCarouselですが、共有のしやすさでは強みがあります。
写真をクラウドに置いておきながら、チャットのように写真のやり取りができるのは嬉しいですね。

Google+フォトの場合も、アルバムの共有機能があります。
同じGoogle+を使っていれば、アルバムを共有でき、使っていない場合にもアルバムのURL(ランダムな文字列含む)が払い出されます。

FlickrもGoogle+と同様の方式で共有できますが、Flickrには公式アプリの日本版がありません
スマホで撮った写真を共有するためには、サードパーティーのアプリか、PCを経由しないといけないのが難点です。


Carouselに合ったスタイルとは?

他の写真共有サービスと比較をしてみると、Carouselは共有には優れていますが料金面でやや難があります。

Carouselを無料の範囲内で使うとすれば、「スマホで撮った写真をその場で共有する」のが一番使い勝手が良さそうです。

結婚式などのイベントでパシャパシャと撮った後、一日分の写真を一気に選択して送り合う、という使い方がベストではないでしょうか。


サイズ制限はあれど容量無制限なGoogle+フォトは日々の写真のバックアップに使い、1TBまで無料のFlickrはプロユースの写真をやりとりするのに向いていると言えそうです。(FlickrよりもCarouselの方が制限がないので高画質のファイル共有が可能なのだが、無料範囲が2GBまでと考えると容量が少なすぎるため

それぞれの写真共有サービスには、それぞれの良さがありますね。
自分のスタイルにあった写真共有サービスでフォトライフを楽しんでください!

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井上マサキ

1000本を超えるアプリを試してきたアプリマニアです。海外からもヘンテコなアプリをご紹介します。顔はMiiのデフォルトの顔に似ています。親バカまっしぐらの二児の父。好きな食べ物はカレーとかりんとう。好きな路線図はプラハ地下鉄。

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