iOS既定検索エンジンとしてGoogleがアップル社へ毎年10億ドルの支払っていると予想
Morgan Stanley社のアナリスト Scott Devitt氏 は、iPhone,iPad,iPod touchなどのiOS既定検索エンジンとしてGoogleがアップル社へ年間10億ドルの支払いをしていると言う。
今まで世間では iOS検索エンジン において、アップル社はGoogleと収益を共有提携していると言われていた。つまり、iOS機器からの収益$1ごとにアップルは$0.75を得ているとの計算だ。
ただ、Devitt氏の説明によると「複雑化を避ける為、アップルはGoogleと収益を共有する提携をしていないだろう」としている。Devitt氏は、アップルはむしろGoogleに対して機器ごとに手数料をもらっているだろう、その方が事前に支払いが発生するのでアップルからしても楽だろう。としている。
また、Devitt氏は、トラフィック獲得コスト(TAC)は毎年30-35%上昇している、としている。
Googleからすればトラフィックに対しての支払いは特にめずらしいことではない。これまでにもGoogleは他社に暫定検索エンジンとしてコストを支払ってきている。Firefox社は、ブラウザ上の暫定検索エンジンをGoogleにすることで年間300億ドルを得ている。
決してWebの先行者という訳ではなかったGoogleがこのような規模に成長できた理由は、徹底的なユーザー視点で勝負してきたたまものだと思う。他のビジネスの分野でも見習うことは多いのではないだろうか?
記事元:ISEdb.com
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世界のYoshida
車の知識と料理が得意です。海外で長年生活しているのを活かして世界のiPhone・iPad・アプリの最新情報を中心に記事を執筆しています。