【便利】病院内での待ち時間などに携帯電話が利用可能に。飛行機内での利用など電子機器のガイドラインが見直されているぞ。
医療機関内での携帯電話の使用については原則禁止とされていましたが、電波環境協議会が今月19日に17年前に作られたガイドラインを見直し、一部の場所を除き病院内での携帯電話の利用を原則的に認める事を公表しました。
医療機器の進歩と患者の利便性向上が背景に
緩和の理由としては、医療機器の技術進歩によってスマートフォンなどの携帯電話が発する電波の影響を受けにくくなったことや、患者の利便性などの観点から病院内でのスマートフォンなどの携帯電話の利用を認めることにしたようです。
利用可能なエリアは、医療機関の待合室、個室の病室、廊下、食堂などなっていて、携帯電話での通話やインターネットの閲覧が可能になります。
しかし手術室、ICUなどでについてはリスクが大きいことから引き続き携帯電話の使用は禁止となります。
また使用可能なエリアであっても、影響が懸念される医療機器やペースメーカーなどを使用する患者からは1メートル程度離れるよう呼びかけているようです。
協議会は、今回のガイドライン変更の内容を参考にして各医療機関での適切なルール設定を期待しています。
病院でメールやネットが利用可能になる事は、確かにとても便利ですね。
何よりも今回の携帯電話利用が認められるようになったことで、小さい子連れの親御さんや怪我をしている人など移動が困難な人にとっては、特に便利に感じられようになりそうです。
もちろん病院内でのスマートフォン利用が認められたといっても、基本的な携帯電話利用のマナーについては注意して周囲の人への配慮も忘れないように使用するようにしてください。
電波環境協議会:「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」等の公表について
飛行機での電子機器利用も9月から一部緩和
スマートフォンなどの電子機器の利用緩和に関しては、国内の空港での離着陸時の機内での利用についても2014年9月1日から一部可能にすることが今月7日に国土交通省から発表されました。
飛行機内での電子機器の利用に関しては、作動時に電波を発しないDVDプレイヤーやデジタルカメラ、携帯ゲーム機などは機内での使用は常時可能。
しかしスマートフォンなどの機外への電波を発する機器については、着陸後の利用は緩和されるが、離陸時の地上走行から着陸までは機内モードに限定して利用可能で通話など機外の通信設備を作動させるものについては引き続き禁止となり一部緩和となる。
離陸後のインターネット接続については、航空会社が提供するWi-Fiに限定し接続が許可される。
但し機体の種類によっては電波の影響が懸念されるものもあるため、従来どおり禁止となる場合もあるので、詳細は各航空会社にて確認するようにしてください。
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