【危険】無料Wi-Fiの為に子供を捧げる親が6人も!?英実験結果でセキュリティ意識問題が。見知らぬWi-Fiの利用には注意
英ロンドンの国会議事堂近くの金融街にあるとあるカフェにて行われたとある実験結果が29日に発表されました。
なんとこの実験で、わずか30分という実験の間に6人もの人が無料Wi-Fiを利用するために自分の子供を捧げることに同意したという衝撃的な結果が発表されました。
果たしてその実験とは?
無料Wi-Fiは個人情報が盗まれる危険あり!
この実験はITセキュリティ会社の「Fセキュア(F-Secure)」によって行われました。
市民が無料Wi-Fiスポットに接続すると、利用規約への同意が求められるようになっていて、その中の「ヘロデ条項」に「利用者は、第1子を永久にわれわれの手にゆだねることに同意しました」と書かれていた。
しかし実験中に6人の人がこの規約に「同意」してしまったのだという。
同社から「これはあくまで実験であるため、子どもたちは親にお返しします」とコメントしている。
また今回の実験の目的に関しては「人々が外出先でコンピューターのセキュリティーについてまったく注意を払わない」ことを浮き彫りにするために行ったという。
今回の実験で使用されたモバイルWi-Fiスポット端末は、倫理的ハッキングを提供するドイツ企業「SySS」が開発した小型の端末。
30分の実験の間に250台もの端末が、このWi-Fiスポットに接続した。
一部は端末側の設定により自動接続されていたものもあった。
同社によると、このWi-Fiスポットに接続した人が送信したメールの内容や送受信者のアドレスなどが収集可能にあったとのことだ。
欧州警察機構欧州サイバー犯罪センターからは、実際に無料Wi-Fiを利用して個人情報を盗み出す手口は実際に複数報告されていると述べている。
今回はあくまでも実験であったが、実際に個人情報を盗む手口が報告されているように信頼されないWi-Fiスポットの利用は非常に危険です。
「無料」という言葉に騙されて、知らぬ間に個人情報が盗まれたということがないように、Wi-Fiの自動接続設定や知らない場所でのWi-Fiの利用には十分注意して下さい。
参考:AFPBB News
写真:Stian Eikeland via photopin cc
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