iPhone6は3年前に発売すべきだった?Apple共同設立者のウォズニアック氏が見解を語る
米メディア9to5Macによると、故スティーブ・ジョブズ氏とともにAppleを創設したスティーブ・ウォズニアック氏がCNNMoneyのインタビューに応じ、Appleはもう少し早くiPhone6を発売していれば、(スマートフォン市場において)もっと大きなシェアを獲得できたかもしれないと答えたことが分かりました。
スティーブ・ウォズニアック氏とは・・・?
同氏はApple IおよびApple IIをほぼ独力で開発したとされるスーパーエンジニアで、その技術力の高さは"ウォズの魔法使い"と呼ばれるほどの人物です。
故人であるAppleの元CEOスティーブ・ジョブズとともに同社の共同設立者として名を連ねる同氏の発言は、常に注目を集めます。
「iPhoneは3年早く出すべきだった」発言の真意とは
現在、日本国内では圧倒的なシェア(約70%)を誇るiPhoneですが、実は世界に視野を広げるとそのシェアはAndroidに圧倒的に負けています。むしろ、iPhoneがAndroidにシェアで優っているのは日本だけなのです。
上のグラフは株式会社カンター・ジャパンが今年の1月に発表したデータですが、アメリカでもiPhoneのシェアは約40%程度にとどまっていることが確認できるほか、スペインでは約6%程度しかシェアしかありません。
特にこうしたAndroid端末のうち、世界一の出荷量を誇るのが韓国のサムスンで、以下の通り2014年第3四半期の出荷量は、Appleの出荷量シェア約12%に対して倍に近い約24%のシェアであったことが分かります。
ウォズニアック氏はこうした現状について、サムスンの成功は大画面化によるもので、iPhoneも(サムスンの端末が大画面化し始めた)3年前に同様にしていれば今よりもさらに成功をつかめたはずだ、としています。
あくまでも仮定の話ではあるものの、たしかに現在のiPhone6/6 Plusの販売好調のニュースを聞くと、iPhone4sの発売時期にiPhone6が発売していたらどのくらい売れたんだろう、と考えてしまいます(CPUの進化や画面の高精細化など、ハード面の進化が追いつくかは抜きにして)。
他にも、同氏はAppleが来年発売するApple Watchは成功するのではないかと見ており、そちらの動向にも注目が集まります。
参照元:9to5Mac、カンター・ジャパン、IDC
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