Apple、iPhone5cの生産終了で、高価格商品の販売にシフトか
現地時間26日、海外メディアのMacRumorsは2015年中にAppleがiPhone5cの生産を終了すると報じました。
同端末はすでに日本での販売が終了されていましたが、ついに全世界でも同様の措置が取られることになります。
Apple、高価格商品の販売にシフトか
今回のiPhone5cの販売終了、そして2015年に発売が予定されているApple Watchの販売には、同社の新戦略への切り替えが見え隠れします。
iPhone5cはもともと途上国に向けた商品で、2013年に廉価版端末として発売されました。Appleとしては、iPhoneシリーズの販売で他国に比べた遅れをとっていた中国などにおける普及率の向上を目指したものでしたが、その目論見は外れ、XiaomiやLenovoなどの現地メーカーに完全にシェアを奪われる結果となりました。
Appleとしてはもちろん頭の痛い話ではるものの、早くもこの世界統一戦略とも言える戦略には見切りをつけ、当初の高価格帯戦略に舵を切り直した印象があります。2015年にはApple Watchを発売しますが、同端末の18金モデルはなんと50万円との噂。どんなブルジョワが買うんだ、と言いたくなりますが、この価格の商品を発売する事こそが、Appleの新たな戦略への幕開けであると筆者は見ています。
すでに同スペック程度の他社製品と比較すると割高な印象のある同社の製品ですが、その性能以上の品質の高さからやはりファンは離れず、現在の時価総額世界一という地位があります。こういったファンを離さずに、価格はある程度度外視で、品質の高い製品を作り続ける、これこそが今後のAppleの新戦略と言えそうです。
参照元:MacRumors
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