【社会問題】Twitterだけじゃない!過去に活躍してきた様々な「バカ発見器」をまとめてみた【Mr Mood】
お盆休みをとって旅行に行ったり帰省している人も多い昨今ですが、インターネットを中心とした多くのメディアでは相変わらずTwitterに悪ノリ画像をアップして炎上している若者が盛んに取り上げられていますね。学生は夏休みということもあり、普段より一層開放的になっていることも一つの原因かもしれません。
ここ1,2年で、飲酒、万引き、バイト先での悪戯などを友人達にアピールするツールとしてすっかり定着したTwitterですが、実際は革新的で世界中で使われている素晴らしいサービスです。しかし残念なことに最近日本では「バカ発見器」という不名誉な名称で呼ばれることが一般的になり、若い人達を中心とした情弱のおもちゃ的な印象を抱いている人も多いでしょう。
一部のブロガーやコメンテーターが指摘していますが、「バカ」そのものは昔からいて、Twitterというサービスがバカの存在を浮き彫りにした、つまり「最強のバカ発見器」が開発されてしまったがために、これほどの社会現象にまでなってしまったということですが、それは一理あるかもしれません。ただ、「バカ発見器」はTwitterだけではありません。実はこれまでにもバカが発見できるツールは数多くありました。
そこで今回はTwitterが出来る以前に使われてきた、様々なバカ発見器を紹介していきたいと思います。
ラジオ(1920年代〜)
大衆に影響を与える可能性を持つ、世界最古のバカ発見器。最も代表的な例が1920年代アメリカにて、火星人が地球に侵略してくるというストーリーの小説をラジオで放送したところ、リアルなニュースと勘違いしたバカなリスナーがラジオ局に問い合わせをしまっくったり、実際に非難しはじめる人まで出てしまった事件。
放送内で何度か「これはフィクションです」と伝えたらしいのですが、その部分を聞き逃した一部のオカルトネタを信じやすい人が、大騒ぎしたのでしょう。そのバカな人たちがラジオ局の人はもちろんのこと、恐らく交通機関などにも影響を与え、多くの人に迷惑をかけたと考えられます。
テレビ(1950年代〜)
ラジオに次ぐ2番目のバカ発見器であり、現代でも最大級の影響力を誇るテレビ。このツールで「バカ」であることを発見された人は現在のTwitter同様、その後の人生に影響を及ぼす危険性をはらんでいます。分かりやすいところでは、天気予報中継の後ろで必死にピースとかしているヤツや、いいともの生放送中にタモさんに絡んで取り押さえられるなど、過去にも様々な事例が見つかっています。
もちろん、テレビで発見されるバカは一般人だけではありません。ある大物政治家がたくさんのテレビカメラの前で超アホみたいな失言をしたり、老舗料亭の女将が息子の横で耳打ちする姿がそのまま放送されたりと、テレビによってバカが発見された著名人、実業家は後を絶ちません。Twitterが大活躍の昨今ですが、テレビは今後も有力なバカ発見器として使われていくことでしょう。
Eメール(1997年頃〜)
携帯電話が普及してから大量のバカが発見されたツール。中高生が「5人以上に回さないと不幸になる」などといったアホ丸出しのチェーンメールを必死に友人に回したり、大人になり社会人になっても一部のバカがメールの宛先を間違えて機密情報や顧客情報を社外に漏らしてしまう事件などが起きています。
SNSやLINEなどの流行で、かつてのバカ発見器としての勢いが落ちて来ているEメールですが、最近でも誰が見てもウソだと分かるアイドルのマネージャーを偽ったメール詐欺の被害者が続出するなど、まだまだ現役で大量のバカを発見しているツールでもあります。
2ちゃんねる(1999年〜)
個人が気軽に情報発信できるツールとしては、恐らく初代となるバカ発見器。最も目立った事例が匿名なのをいいことに気軽に犯罪予告や殺人予告などを掲示板上に書き込んだバカが、実際に逮捕されるという話。しかし最近では2ちゃんねるユーザーがTwitterのことを「バカ発見器」「バカッター」と呼ぶなど、自身もバカ発見器であったことを棚に上げ、かなりの上から目線でネット上に君臨しているような状況です。こちらの発見器もいまだに現役といえるでしょう。
ブログ(2002年頃〜)
Twitterの先輩と位置づけることが出来るバカ発見器。個人でブログを運営して勝手に炎上するバカもいるものの、やはり例として挙げたいのはバカな芸能人ブロガー。そもそもネット世界の知識や文化に疎い芸能人がWeb上に自分のプライベートや意見などを発信するので、頻繁に炎上するのは当たり前。少し前にも、多くの芸能人が仕組みをよく知らないペニーオークションを自分のブログ上で紹介してしまい、大炎上。多くの芸能人の芸能活動に影響を与えたりもしました。最近では再び個人ブログが流行って来ていることもあり、今後もブログで発見されるバカはなくなることはないでしょう。
さて、今でこそTwitterが「バカ発見器」の称号を欲しいままにしていますが、それ以前にもこれだけの発見器があったわけです。さらに今ではFacebookやLINEなどのツールもあり、Twitterの陰に隠れながらも、多くのバカが発見されている状況です。そのようなツールは今後どんどん増えて行くでしょう。
ただ人間である以上、どうしてもくだらないことやバカなことをやりたくなるのは仕方ありません。もちろん、法律の範囲内であれば少しはっちゃけたりしても良いかもしれません。その時は一応、クローズドな日記アプリなんかに楽しい思い出を記録してみるのはいかがでしょうか。
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1985年生まれ。元放送作家志望で今はアイデアマンズという会社でアイデアマンとして働いています。ネットとお酒と映画と本が大好きです。「面白いことを考えて飯を食う」が人生の目標。ランチや情報交換のお誘いなどお気軽に!