【中編】King日本法人代表 枝廣憲氏インタビュー！キャンディークラッシュ攻略のコツは協力プレイ！？

中編ではKingのゲームに関するお話をお届けする。子供の頃はゲームばかりして親にゲーム機を隠された思い出もあるというほどゲーム大好きな枝廣氏。そんな枝廣氏からKingのゲームの攻略のポイント、今が旬のゲームの裏話を交えて教えてもらったぞ。

キャンディークラッシュのファンページをKingの人も参考に

──海外ではキャンディークラッシュのお菓子が発売されているようですが日本では出さないんですか？

枝廣　ユーザーの皆さんが楽しんで頂けるなら出したいという想いはありますね。今は企画で配ったりはしています。ただ、Kingのカジュアルゲームを広めたいという想いでやっているので今はローカライズしていない作品も多いので、それをユーザーにお届けすることを重視しています。

──キャンディークラッシュにはストーリーはあるんでしょうか？

枝廣　あれはティフィーちゃんがキャンディー王国を旅するという物語なんですよ。そういう意味ではストーリーはあるのですが何かを目指すといった内容ではありません。ただ、海外のファンサイトだとキャンディークラッシュの各キャラクターの情報をまとめてもらったりと世界観に惚れ込んでくれている人も嬉しいことにいるみたいですね。そういったサイトをKingの人たちもたまに覗いていたりしているんですよ。

──ファンサイトを開発者が訪問してくれるってファンとしても嬉しいですね

枝廣　とても見やすく整理してくれたりするんですよね。そういったことでもキャンディークラッシュを楽しんでくれているようなファンの人には感謝です。

──Kingのゲームは縦向きで遊ぶイメージが多いですがパパピンボールだけ横向きなのはなぜですか？

枝廣　基本概念としてKingのゲームは縦向き、横向きどちらでもできます。キャンディークラッシュも横向きでも遊べますよ。ただ、パパピンボールのユーザー体験だけは縦で再現することが難しかったんですよね。日本人万人がタブレットとノートPCでやっていただけるのであれば縦向きという構成もできたかもしれませんがこの画面サイズだと難しかったんですよね。

キャンディークラッシュの攻略のコツは協力プレイ！？

──キャンディクラッシュを攻略する上での裏技や攻略方法はありますか？

枝廣　これはいろいろありますね。まずは、各スペシャルキャンディーの特徴をつかむことが重要。まずは、スペシャルキャンディーを作りましょう、例えば、カラーボムとカラーボムで全体が消えるので黒いお邪魔が多いときはカラーボムとカラーボムをくっつけたほうがいいよとか。

──スペシャルキャンデーを作ることが大事？

枝廣　そうですね。100ステージを超えるとそれができないと難しくなってくると思います。

──落ちてくるキャンディーはランダムですよね？

枝廣　そうですね。二、三手先を読んでこれが落ちてきたらクリアできるってことを僕はやったりしていますね。プレイスタイルだと思うのですが、僕は野球でいう二番バッタータイプなので、確実にクリアしていこうと思って遊んでいます。失敗しないようにバントをするタイプなので難しいステージなら5～10分くらい長考してしまいますね。僕とは違って感覚的にクリアしちゃう人もいますね。

──お得に進める方法は？

枝廣　単純にFacebookと連携して進めることですね。僕は友だちからライフを山ほどもらえているので、そのおかげで好きなだけ遊ぶことができています。もし連携していない方がいらっしゃったらぜひ試していただきたいと思います。

──Facebookでの連携がKingの作品では特徴的ですが、海外と日本での連携に関する違いはありますか？

枝廣　Facebookは海外のユーザーが多いので当たり前ですが日本より欧米圏のほうがFacebookと連携している人が多いですね。ですが、日本でも連携している方が増えています。ライフがもらえて、よりKingのゲームを楽しむことができるのでぜひ日本の人にもFacebookと連携してもらえればと思っています。

──Facebookで遊んでいると友達を抜かしたいなと思っちゃったりしますね。

枝廣　私も、とあるゲームで社員に抜かれてしまって、悔しい思いをしています。キャンディークラッシュだけは僕は絶対に負けないようにしています。最優先業務ですね（笑）

──やっている途中にやけに難しいステージがあったりしますよね

枝廣　そこは人によってクリアの仕方が違うんですよね。だから、僕が難しいと思っているステージが他の人だと簡単だったり、逆もあるんですよ。そういったところでゲームのバランスチューニングが上手くできていると思います。

──どうしてもステージを進めなくなったらどうすればいいでしょうか？

枝廣　僕が一番オススメするステージクリアのコツは他の人と一緒に遊ぶことですね。一つの画面を他人と見ることで、みんなで同じ画面を見ていても見えている景色が違う。ここはレインボーキャンディーができるとか、シマシマキャンディーが出来る、と人によって見え方が違いますからね。

──日本だと協力プレイのゲームが流行っていますから、その楽しみ方も面白いですね。

枝廣　そういった遊び方でも楽しんでくれると嬉しいですね。

攻略動画を面白い形で提供できたら

──海外と日本でユーザーの意見の違いはありますか？

枝廣　これは意外とないですね。

──ないんですか！それでは、要望としてはどんなものが多いのですか？

枝廣　ステージを追加して欲しいという要望が多いですが、このステージが難しすぎるといったことも多いですね。難しいと思った場合にはネット上にある攻略サイトを見ていただけるといいのではないかと思っています。嬉しいことにファンの方が丁寧に攻略していただいているケースもありますからね。ただ、僕らもゲームの攻略方法に関しては発信していきたいと考えています。ただ攻略するだけではなく、ユーザーさんに楽しんでいただけるような面白い攻略動画はやっていきたいですね。

──日本でも攻略動画をお届けする可能性があるということですか？

枝廣　ゲーム攻略はやってほしいという声をよくいただきます。まだ未定ですが、そういう機会もあったらいいと考えております。

──海外も含めるとキャンディークラッシュなどは全ステージの攻略動画をあげている人もいますよね？

枝廣　面白いですね。僕も最終ステージまでいってるのですけど、僕とは全然違うクリアの仕方をしているんですよね。

──かわいい女の子がしっかり攻略していたりする動画もあったりしますが男として見ていると惹きつけられちゃいますね

枝廣　有り難い意見ですね。参考にさせていただきます（笑）。

ゲーム大好きっ子からKingの日本法人の代表へ。ゲーマー社長がオススメする今が旬のKingのゲーム

──お話を聞いていると枝廣さんは本当にゲームがお好きそうですね。元々ゲームはお好きだったと思うのですが、子どもの頃はどんなゲームをやっていましたか？

枝廣　けっこうありますよ。子どもの頃はゲームのやり過ぎで親にファミコンを隠されていたほどのゲーム大好きな子供でしたからね。例えば、ドラクエ3は死ぬほどやりましたね。全ての職業のレベルを最高にして揃えましたから。

──そこまでやり込んでいたんですか！ドラクエ3は並んで買われたりしたんですか？

枝廣　僕自身は並んでいないですが親が頑張って並んでくれましたね（笑）

──本当にゲームが大好きなんですね。

枝廣　サガ2をやり込んだりとゲームボーイでも遊んでいましたね。RPGだけではなく、ドクターマリオも大好きでかなりレベルも高かったんですよ。そこらへんからKingに対するインスパイアがあったりしたんでしょうね。落ち物パズルゲームの普遍性は小さい頃から親しんでいますし、如何にグラフィックやテクノロジーが進化しても普遍性はあるじゃないですか？テトリスも今遊んでも楽しいですし、そういった作品のように「そこにあるもの」としてKingのゲームはあり続けるんじゃないかと思っています。

──そんな枝廣さんが今おすすめするKingのゲームを教えてください

枝廣　今ということで話すと個人的には「バブルウィッチ」か「ペットレスキュー」ですね。ペットレスキューは9月18日にリリースしたばかりのアプリです。ここまで頭を使わなくてもいいんじゃないかと思うほど使わせるので、僕は脳トレと考えています。一番最後のブロックをどうやって消すかでクリアできなくなったりするので頭脳と運のバランスでいうと頭脳によるものが大きい。そこは開発者との勝負と思って楽しんでもらえればと思います。
バブルウィッチは日本でも恐ろしいほど評価が高いんです。継続性をもって遊んでくれているユーザーが多くて、私の友人たちも私以上に遊んでくれて私のレベルをすぐに越されてしまって悔しい思いをしていますね（笑）。配信後に遊んでくれている人たちの評価がとても高くて日本でもすぐにCMを始めた経緯があります。

──バブルウィッチのどういったところでユーザーの評価が高かったと思っていますか？
枝廣　日本人の皆さんに親しみ深いゲーム性じゃないかと思っていて、バブルシューティングだったり、イラストのテイストだったり、ステージの設計だったり、ストレスなく自然と継続的に楽しんで遊べるゲームプレイが受け入れられたんじゃないかと思います。私も開発段階から少し参加させていただいているのですがポジティブにやってきたことが結果としてつながっているのもうれしいですね。

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