iPhone6sには3Dディスプレイを搭載?3Dメガネは必要?今後のソフトウェア開発はどうなる?
今年の9月に発表されたiPhone6/6 Plusですが、すでに来年の発売が予想されるiPhone6s(仮称)の噂が飛び込んできました。
なんとiPhone6sには3Dディスプレイが搭載されるかもしれないということです。
3Dメガネは不要!?ソフトウェアの開発には困難も
3Dと聞いてまず心配になるのが、"3Dメガネは必要なのか"ということですが、今回AppleがiPhone6sに搭載するとされている3Dディスプレイには、視差を実現するメガネは必要ないようです。街中で特殊なメガネを付けるのはさすがにちょっと・・・と思いますので、まずは一安心といったところでしょうか。
そもそも需要があるのか、という部分についても気にかかります。
これまでシャープの他、海外ではHTC、Amazonが同様のディスプレイを搭載したスマートフォンを販売してきましたが、今のところ、成功に至ったケースはありません。
少し対象分野の異なる調査にはなりますが、ネットリサーチを専門とするディムスドライブ社が実施したアンケートによると、3D上映の映画を見ることにより、目が疲れてしまうと答える方が多いのが確認でます。
まだまだそうした不満に各社の技術的な対応が追い付いていない点、それに付随する形でユーザーとしても魅力を感じるに至っていない点が確認でき、こうした結果が同ディスプレイ搭載のスマートフォンの不振に一部つながっている可能性が考えられます。
実は、iPhone6sに3Dディスプレイを搭載するにはまだ2つの障壁が残されています。
1つは現行のiPhone6シリーズに搭載されているインセルタッチパネルが3D表示に向かない点、そしてもう1つがソフトウェア開発の問題です。
1つ目に関しては、調達元を変えたりすることで対応が可能の様ですが、2つ目に関しては例年通り新製品の発表数か月前に3D表示対応の新しいiOSを配布されたところで、開発会社が突然3D表示に対応をすることはかなりの困難が予想され、まだまだ現実的とは言えない状況です。しかし、そこは販売代理店などにとんでもない圧力をかけるAppleですから、こちらも圧力などでなんとかしてしまうのかもしれません。
家庭用の3Dテレビも一時期ほど盛んに宣伝されなくなりましたし、いまのところ同技術自体が広く普及に至っていない現状がある(それをチャンスと見る見方もありますが)ので、個人的には時期尚早の様な気がします。果たしてどうなるのでしょうか。
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