iPadなどの使いすぎで、中国の子供たちが近眼に?免疫力低下でインフルエンザにも?
4日、中国のビジネス情報などを伝える新華ニュースは、中国における屋外活動における調査について発表しました。
これによると、Apple製タブレット端末iPadや、テレビ、ノートPCなどの使いすぎで中国の子供たちに近眼などの症状が出ていることがわかりました。国内でもよく議論になる内容ではあるもののやはり、わが子たちにはいデバイスの使用時間制限を導入した方が良いかもしれませんよ。
5人に4人が近眼、その倍率は40年前の2倍以上
今回の記事を掲載している新華ニュースによると、中国において2~14歳の子供たちを対象に屋外活動に関する調査を実施したところ、外で活動する時間は1日1時間未満しかない、と答えた回答者の割合が約61%、iPadなどの電子機器の利用時間が1日に1~3時間程度ある、と答えた回答者の割合は約32%であったと発表しています。
屋外で遊ぶ時間よりも、屋内を中心にテレビゲームをしたり、YouTubeを視聴したりといった遊び方をする子供が中国でも多いことがわかります。
子供たちのデジタル化は都市部において特に深刻になっており、中国の中心地、北京の16~18歳の青少年は現在5人に4人の割合で近眼になっている、としています。この水準は、約40年前の1970年に実施された調査結果3人に1人の割合と比較すると、倍以上の割合となっていることがわかります。
驚異的な水準で増えていますね。
特に秋冬になると、外が寒冷になるため、外に出て遊ぶ機会はさらに減るようで、結果免疫力が低下し、インフルエンザなどの疾病にかかりやすくなっているとしており、関連統計によると、同国における14歳以下のインフルエンザ発症率は65%にも上っていると報告されています。
国内でもメディアを中心に、子供にデジタルデバイスを触らせることの是非についてよく議論がされていますが、こうした異国ではこうした調査結果も出ているだけに、大事なお子様をお持ちの方は家庭ごとに一定のルールを導入した方が良いかもしれませんね。
参照元:新華ニュース
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