【兄弟いたやつ集合!】家族における思春期のプライバシーについて自分の経験を書いてみた。[ルームセキュリティ]
僕は埼玉県の大宮という街で男三人兄弟の末っ子として生まれました。極端に貧乏な家庭ではなかったけど、特別大金持ちの家庭でもなかったので、常にお菓子やテレビのチャンネルをめぐっての兄弟喧嘩などは日常茶飯事でした。
特に兄二人は年子だったため思春期の衝突がすごく、家にある1つのカロリーメイトを巡って殴り合いの喧嘩をしたこともありました。少し年の離れた三男の僕は
「お前らカロリーメイト1個のためにどんだけカロリー消費してんだよw」
なんて気の利いたツッコミをすることなく、隅っこでポケモンをやっていたのを覚えています。
そんな男三人兄弟で育った井上家は、僕が中学生になり思春期を迎えた時に一つの大きな壁にぶつかります。かの有名な「自分の部屋が欲しい問題」です。
兄弟が多い人は共感頂けると思いますが、この問題は深刻なんですよね。うちは兄弟3人だけでなく祖母もいたので、三男の僕はなかなか自分の部屋を持てませんでした。
ほら、男の子って中学生になると思春期だし自分専用の部屋が必要になる理由があるじゃないですか・・・
ティッシュとか使う、いわゆるソロ活動的なことのために。
だから僕も親に交渉したわけですよ。自分の部屋が欲しいって。多分1年近く交渉したと思いますが、ようやく勝ち取った結果が当時次男が使っていた2階にある一番大きな部屋(といっても8畳)を2つに割って2部屋にするというものでした。
単純計算で1部屋4畳なので決して広いわけではありませんが、一人部屋を渇望していた僕にとって充分な空間です。4畳あれば充分ソロ活動も可能です。ちなみにその部屋の分割図はこんな感じ。
なんだかんだで工事は10日間かかったと思います。楽しみのあまりもの凄く長く感じた10日間ですが、ついに工事が完了し、僕だけの空間が完成しました。
期待を胸に新しく出来た自分の部屋の扉を開けた瞬間、色々な想いがある中僕は真っ先にこう思いました。
「暗っっ!!」
ビックリするほど暗いんですよ。いや、まだ昼なのに完全に夜。よく考えたら窓がねえ!って。
※部屋の明るさ
え、なに。俺こんな暗闇でソロ活動するの!?
これ付けないとティッシュの場所も分からねえじゃねか!
僕がこれ付けて下半身裸の状態で親が部屋に入って来たら、苦し紛れに
「ノックぐらいしろよ!任務遂行中なんだから!」
とか訳の分からない言い訳をするしかないでしょう。
そんな状態だったので後日、しっかり窓を付けてもらいました。
とりあえず明るさの件はそれで解消出来たのですが、いざ生活が始まるとうすーい壁なので隣の兄の部屋の音が筒抜けで大変でした。もう咳払いからオナラの音まで丸聞こえですよ。
一回部屋でテレビ見てた時に久保田利伸さんの「La-La-La Love Song」が流れてて無意識にサビのところで
「い・き・がとぉまるくらいのおぉ!」
て声出して歌っちゃったんですよ。ノリノリで。
したら壁の向こうから全く同じタイミングで
「い・き・がとぉまるくらいのおぉ!」
って聞こえてきて最悪でしたよ。何兄弟2人でハモってんだと。
顔は見えないですがお互い恥ずかしすぎて、超小さい声で
「あ・ま・いくちづけをしようよ~」
とか歌ってましたね。
さらに僕の敵は兄だけでなく、親や婆ちゃんも僕が留守中にガンガン部屋の掃除やら何やらで入って来てました。
一度、僕が当時集めてた「寄生獣」という漫画がごっそり棚から無くなっていて、探したら婆ちゃんの部屋に全巻あったこともありました。
「祖母は80過ぎてミギーのたまに見せるかわいさとか理解出来るの?」
とか思ってましたが、僕はそんな感じのプライバシーもくそもない青春時代を過ごしてきました。
しかし今は便利な時代で、自分のプライバシーを守るスマートフォンアプリがあるみたいです。それが「ルームセキュリティ」。
以下、簡単なアプリ紹介。
おかあさん!!部屋勝手に掃除しないでっていったじゃん!アラームを鳴らして、大切なプライベートを守ろう!!
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イノ
1985年生まれ。元放送作家志望で今はアイデアマンズという会社でアイデアマンとして働いています。ネットとお酒と映画と本が大好きです。「面白いことを考えて飯を食う」が人生の目標。ランチや情報交換のお誘いなどお気軽に!