【Appleのお陰で空軍で昇格】ミャンマー車強盗犯を捕まえたその方法は？

私のミャンマー人の友達が最近体験したある事件をご紹介します。その友達の友達で空軍に所属する男性が、先日盗難事件にあったがApple製品のお陰で犯人を捕まえて空軍で昇格までしたという出来事がありました。

弟を乗せたまま車が盗まれた

空軍に所属する男性は、7月31日にミャンマーのチミンダイン郡区のアカダミ病院に彼女と弟と3人で知り合いの出産のお見舞いに行きました。

病院の駐車場で弟(23)を1人車中に残し、2人でお見舞いに行き車に戻ると、なんと車と弟がいなくなっているじゃありませんか！

心配で弟の携帯に連絡するも繋がらず。。。

しかし数十分後に手ぶらの弟がタクシーで病院に戻って来ました。

弟の話によると、駐車場で見知らぬ三人組が近づいてきてナイフで脅され、弟を乗せたまま車を走らせ、病院から8kmほどの場所で車から降ろされたのだという。

盗まれたのは車の他に車に置いていたパソコン、iPad mini、携帯電話が盗まれていた。
兄弟は警察に通報し、その数時間後には車は見つかったが他の物は何も残されていなかった。

ミャンマーでは、このところ車の盗難事件が多発しているのだが、足取りをつかめず逮捕することができずにいた。

今回も捕まえることができず逃がしてしまうのか・・・

iCloudで犯人の居場所がわかるのでは？

しかし実は、私の友人が事件の数日前にその兄弟にiPadの使い方やiCloudの設定を教えたばかりでした。
そこで友人はiCloudの機能を使って窃盗犯達の足取りを掴むことができるのではないかと考え、事件当日から犯人たちがiPadでネットを利用するのを待っていました。

しかし、なかなか手がかりは掴めず、逮捕は難しいかと考えていると、事件から4日目にして犯人逮捕の手がかりを手にすることができました。

なんと兄のiPhoneに見知らぬ人達が写った写真が追加されているじゃありませんか！
iCloudのフォトストリーム機能により、iPadで犯人が撮影した写真がiPhoneにも共有されていたのです。

写真に写っている人物を弟に確認すると、車を盗んだ犯人であるとわかり、その写真の位置情報(GEOタグ)から場所を見つけ、見事犯人を捕まえることができたのです。

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ミャンマーでは、日本に比べITの知識が高くなくiCloudを使うことで場所の追跡が可能ということもあまり知られていなかったようだが、私の友人は日本でIT関連の仕事に従事していたこともあり知識があったため、今回の逮捕につながった。

これまで捕まえることができなかった連続車強盗犯を見事逮捕したことで、警察はもちろんのことミャンマーの副大統領までもが喜んでいるとのことです。

さらに空軍に務める兄弟の兄は、今回の件で昇格までしたらしいですよ。

これをきっかけにミャンマーの軍では、Apple製品が大量に採用されるかも？

みなさんももしもの為に、iCloudの設定を確認してみてください。
盗難でなくても、どこかに忘れてしまった場合にも役に立つ「iPhoneを探す」の設定は最低限やっておいたほうがいいですよ。