秘密をバラしたら54億円!?アップルの新製品情報をサプライヤーが漏えいした場合は、高額の違約金が発生することが判明!
先日お伝えしたAppleのサファイアガラスの提供元であるGT社の破産ですが、この破産申請書類から思わぬ情報が露呈しました。
なんと、サプライヤーがAppleの新製品情報をバラしたら、1件の情報漏えい当たり、約54億円もの違約金がかかる守秘義務契約書が締結されている模様です。
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Appleの厳格な情報管理体制
この法外な金額は、それ自体が支払われること自体の重要性よりも、秘密を守らなかったら関係性を切りますよ、という最後通告を事前に宣告するような中身と思われます。
Appleは多くの企業との取引を行わず、ある程度絞った企業内で自社の製品群を製造することで知られています。
これは、同社特有の、秘密主義的なマーケティング戦略を守るうえで必要不可欠な部分と見られており、パートナー企業群はいわば秘密を共有できる仲間として認められたチームのようなものと考えられます。
またパートナー企業としてもAppleから得られる膨大な数の注文なしには経営が成り立たなくなってしまうため、新製品情報のリークは絶対にしないという厳格な情報管理体制を敷いていたものと思われます。
情報管理体制にはほころびも
そういった各社の企業努力もあり、同社の製品は故ジョブズ氏が存命中は特にリーク情報が少なく、情報管理の徹底ぶりが感じ取れるものとなっていましたが、最近ではその様相も変化してきています。
特に、今回もiPhone6 Plusの製造を担当しているFoxconnはリーク情報が多く、Appleの上級社員もその問題について認識しているはずですが、いまのところ情報流出を食い止められているとは言えない状況です。
同社のマーケティング手法に変化が出てきた可能性もありますが、どちらかというと膨大な製品需要を支えるために選べる企業が少なくなってきており、結果としてこのようなほころびが出てきていると考えるのが妥当でしょう。
それもこれも、この10年未満の間に巨大企業になった所以と言えそうですが、54億円の守秘義務契約は本当にすごいですね・・・。
参照元:Apple Insider
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